チャリティーに込めた想い

分け分けの精神で…

私の母は昔からもらったものや美味しいものなど、なんでも皆で分けようとする人でした。

その為か、私も自分が良いな、美味しいなって思ったものは一人で食べるのがもったいなくて、その場にいる人みんなで分けわけしてしまう癖があります。

 

初めてバリ島を訪れたときに教えてもらったバリヒンドゥーの教えはまさにそういった精神が元になっているなと感じ、強く感動し、心に響きました。

 

バリ島では大きなお祭り以外にも毎日のようにどこかでお祭りが行われ、神様を大切にし、伝統を大切にされています。お祭りのために多くのお供え物や新調した民族衣装が必要であったり、またその為に仕事を休んだり、掛かる費用も大変ですが、だからといってお祭りをおろそかにすることはなく、お金がない人の分は払える人が助けたり、準備にどうしても関われないときはできる人がカバーしたり、とにかく出来る人、気づいた人が助け合うという村全部が仲間であり家族のような温かくて強い絆で結ばれていることを教えてもらいました。

初めて行って大好きになったバリ島。そのあとも立て続けにバリ島に通いましたが、ちょうどその頃アグン山の噴火の影響で観光客が激減し、いつもお世話になっているガイドさんも仕事が全くなく、「まず家族にご飯を食べさせたいから自分は後回しでいいんだ」といいながらでも周りの人と助け合いながらお祭りを大切にする、というバリ人の精神に直に触れたとき、私はこのバリ島のために少しでも何かしたいと思いました。

 

私には二人の娘がいます。シングルマザーとして育ててきたので金銭的なこと等不安もいっぱいありました。しかし、娘たちの頑張りもあり奨学金を頂くことができたので、彼女たちは自分の夢を諦めることなく進学できることになりました。これは本当にありがたいことで、いつか私もこの恩返しをしたいと想い、言い続けてきました。

 

チャリティーのことを初めて思ったのは、下鴨神社での朝ヨガをやろうと決めた時です。

せっかくKula Laksmiのそばには大好きな下鴨神社があるのに、そこで朝からヨガをしたら絶対気持ちいいよ!という私の無謀とも言えるアイデアに、神社も快諾して下さり、インストラクターも自分たちも楽しみたいから、ということでボランティアでレッスンしてくれることになり…

それならば本来神社やインストラクターに支払うはずのお金を、レッスン料や参加費として参加される方から集めるのではなく、その分のお気持ちをチャリティーに回すことができれば全部が優しさで成り立つ素敵なイベントになるんじゃないかと思ったのがはじまりです。

チャリティーといっても、世界中だけでなくむしろ日本でも大きな災害があったり、困っている人はいっぱい存在するし、優先順位を考えると難しくてどうするべきなのかも悩みましたが…

Kula Laksmiとしてのチャリティーのあり方は、やはり私自身を大きく変えてくれたバリ島に向けたものでありたいということを大前提にしようと思いました。

そしてその中でもやはり子ども。ご両親がいても貧しいご家庭もバリ島にはいっぱいあります。もちろんそんな子ども達にも力になりたいのですが、まずは貧しさや様々な事情で孤児院で生活している子どもたちに目をむけることにしました。

これからの時代を生きる子ども達には無限の可能性があると思います。その子達が夢を諦めることなく、勉強する意欲を持ってくれたり、スポーツや芸能などなんでもいいのでとにかくこれからの人生のきっかけをつくるお手伝いができたら嬉しいなと思います。

(私は接客業が好きなので、観光の島でもあるバリ島の子どもたちが日本のことに興味を持って日本語を勉強し、それをいかして接客技術を高め、もっともっと観光事業で潤いのある生活を送ってくれたらいいなぁなんて勝手に想像したりしていますが…それは私の勝手な意見であり、実際は子どもたちがやりたいことをやれるようになれたらいいですね)

 

もしかしたら、なぜバリ島?他にも困っている国や人がいるのにおかしくない?って意見もあるかもしれません。

 

私がやろうとしていることは本当に小さなことです。

でも、たまたまそこに目を向けたのです。

バリ島の精神のように、気づいた人ができることをして助け合う。

人からもらった優しさは皆で分け分けする。

私はそれでいいと思います。

 

そんな風に、ほんのわずかでも一人ひとりができることを行動に移していくと少しづつ世界中に笑顔が広がっていくのかな、という願いも込めて…

Kula Laksmiにできることをやっていきたいと思います。